11月のつくばマラソンでのサブ3達成に向け、小出監督の3カ月メニューに沿って練習しています。
昨日(9/19)は4週目、2回目のポイント練習でした。
メニューは10kmペース走。
今週は先週末の疲労が溜まってたんで月火とランオフしたんですが、今日になってもまだ体と足が重い状態。
無理はいけません。「ポイント練も休もうか」なんて思いながら、YOUTUBEのお気に入りのミックスリストを視聴してました。
すると。
北の方角から黒板五郎が「やるなら今しかねえ」と鼓舞してきました。
そう、JUST DO ITです。
ムダな前置きが長くなりましたが、やっぱやることにしました。
仕事から帰宅して夜の多摩川コースへ。涼しいけど若干蒸し暑い。シューズはお気に入りのadidas Aero Bounce PR。
「キロ4カット維持」を目標にいざスタート。
序盤はフォームが決まらず足取りも重かったのですが、4kmあたりから徐々にリズムに乗って来た。悪くない。
後半になると調子がいい時の感覚を掴んだのでラストは追い込み漁。
39分は切れず。
それでも苦手だったペース走をコンスタントにキロ4アンダーで走り切れるようになって来た。
昨シーズンから半年位、走っても走っても走力が伸びている実感がなくてガックリすることが続いた。
でもここに来てトンネルを抜けたような、ようやく芽が出て来たような。
まぁ上り調子とはいえ、あくまでも練習での話。
この感覚を離さずしっかり掴んで結果に繋げていきたい。
最近意識しているフォームについて。
6月に参加した練習会(ちみ練)でフォーム撮影会をやり、その時に撮ってもらった自分の走り方が想像してた以上にダメダメだったのでフォーム改善に取り組みはじめました。
そんな折、図書館でこんな本を見つけて借りたのです。
日本には江戸時代に「ナンバ走り」と呼ばれる走行方法があった。
ご存知もいるかと思いますが、「ナンバ走り」ってのは一般的には「右手と右足、左手と左足が同時に出す」という走行方法として知られています。人前に出て緊張しちゃう時になる、あの歩き方ですね。つまり一般的な歩き方や走り方とは逆のタイミングで腕を振る。このナンバ走りからもヒントを得て考え出されたのがこの常歩(なみあし)という動作。元々は馬の歩き方の一つらしい。
あの200mの末続慎吾も取り入れていたとか。
そのナンバや常歩を剣道や武道に取り入れてより効率的な足さばきを身につけましょう、というのがこの本の大きなテーマになっている。だから「ランニング」って目線だとすぐに役に立ちそうな情報は少なかった。あと実際に自分でも本で解説されてる通りに歩いたり走ってみたんだけど、正直「これじゃまともに走れねーよ」と思った。(自分の読解力が低いせいもあるかもしれないが)
でもこの本でさらに深く掘り下げて解説されていた常歩の動作理念がひっかかった。
通常、現代人は歩いたり走ったりするとき腕と足は左右逆に出る。その際、頭から下半身に向けて体の中心に縦の「軸」を一本通して、その軸を中心に腕と足を左右から回し込み振って進むというイメージができるかと思います。この「一軸走行」では脚や腕を降る際に上半身と下半身の間にねじれが生じます。
対して常歩は身体の左右にそれぞれ軸を持つ「二軸」が基本理念となる。ニ軸走行の場合は体のねじれが少なくなる→エネルギーのロスが減る→結果より効率的、経済的な歩行(走行)につながる。(説明が難しいのだが自分的には「はしご」を身体に当てはめてイメージしてます)
もう本を返してしまったのでうろ覚えですがそんな内容でした。
読んだ直後は「?」と理解ができなかったんですが、その後、走りながら意識をしてるうちにだんだんと身体で理解できてきたというか。
常歩をフォームに取り込むにあたって自分がやりやすいように動きはだいぶアレンジしちゃってるのですが「右手と右足、左手と左足を同時に出す」というより、脚を踏み込んだ直後に同側の肩を前方にグッと入れる感じ。腕はあまり振らない。上半身はやや前傾。背筋は伸ばす。
他にも意識しているコトはありますが、大事にしてるポイントだけあげるとこんな感じ。
このフォームだ上半身が下半身を動作をサポートするのか、脚の動作負担が軽減された気がします。
うーん自分の乏しい文章力で説明するの、超難しい。
なので一つ、例を挙げます。
完全に想像ですが、ランナーでこの常歩を取り入れてるんじゃないかと個人的に思ってるのがこの人。
安藤友香選手。
ちなみにこの大会で安藤選手はフルマラソン初出場だったのにも関わらず大健闘し2着でした。
これ、去年TVで見てたのかな、初めてこの映像を見た時は正直「このフォーム、あんまりかっこよくねぇなぁ」と思ったのをうっすら覚えている(笑)
というのもこの時期、自分はM・ファラーのようなダイナミックなフォームを目指していて、比較すると安藤さんの動きはなんか地味と小さいというか。
今となれば、正座して反省しろと自分に説教したい。ファラーのようなフォームは筋肉もない足も短い体も重い自分には正直出来ないという事を悟りました。大人になった。
で、最近意識してるのは先述した安藤友香選手の走り方です。「忍者走り」とか呼ばれてるみたいだけどこれは常歩じゃないかなぁ。
もうね、今見るとホント効率的で無駄が少ないフォームだと思うんですよ。かっこよくねえとか言って申し訳ない。
だから、この数ヶ月くらいはこの安藤選手のフォームを真似してます。まぁちゃんとコピーできてない気もしますが。
でも真似し始めてから練習でのタイムも上がり始めたし無意味ではなかったと信じたい。
なんだか、まとまりがない話になっちゃいましたが、最近フォームに関してはそんな感じです。
※追記
その後、常歩関連でこちらの本も読みました。
「本当のナンバ 常歩(なみあし)」の著者が参加する「常歩研究会」編集による書籍だそう。
常歩の基本動作については前述の書籍と内容は被る部分は多いですが、こちらは他のスポーツへの応用方法やトレーニング方法が詳しく書かれてました。ランニングに取り入れるならこちらの方が理解しやすいかも。
petaさんも、いろいろフォームを研究してたんですね。なんば走りは少林寺拳法の突きの時の腰と上半身の動きのようなものなんですかね。
ランニングの動きと逆だったので。効果もあるようなので、つくば楽しみですね!
Naoto#さん
一時期はなおとさんみたいなフォーム目指してたんですけどね。
無理だとわかったんで方向性を変えましたよ・・・
少林寺拳法の動作は詳しくないのでわからないのですが剣道で打突の際、右手右足が同時に出ます。その動作をより鋭くするべく考えだされたのがこの常歩のようです。
そのまんまだととてもランニングには応用できませんが、理論的にはアリだと思ってます(^^)