つくばマラソンまで2週間を切りました。
つくばマラソンには過去4回参加しており、自分にとっては思い入れの強い大会です。2018年に初サブスリー、そして昨シーズン初サブ50を決めたのがつくばマラソンでした。
(逆に言うとつくばマラソン以外の大会では最後までまともに走れた思い出がほぼない)
とりわけ昨シーズンのつくばはかなり気合を入れてしっかり練習を積んで臨んだ記憶があります。
話が少しそれますが。
練習といっても、マラソンの練習方法って宗教みたいなもので。ダニエルズ式とか岩本式とかeA式とか、様々な宗派が存在してて、ランナーによって信奉する練習方法が異なりますよね。
自分はかつて小出義雄先生の教義に心酔し、小出式に入信しておりました。
40歳をすぎた肉体には小出式の修業内容が過酷すぎて、義雄先生のもとを離れましたが、今も小出式をベースにした自分流の考えで練習してます。
その自分流の教義では、フルマラソンの4か月においては「距離走」と「ペース走」が殊に大事だと考えていて。(基本のジョグや総走行距離ももちろん大事ですが)
大会前3~4か月でこの2つをコンスタントに積み上げて臨んだマラソンではベストを更新する会心の走りができたと感じております。
練習での設定ペースについてもひとそれぞれの教義があるかと思います。
「距離走」はここ数年自分はEペースでやってます。ハーフ以上の距離走はMペース以上では走ってません。
Mペースでも走れたら最高なんですが、Mペースで走ると身体と精神のダメージが大きくてそれ以降練習やジョグがめっちゃ億劫になるのです。あとあちこち痛くなるし練習も継続できなくなる。そうなると面白くない。持続可能な練習がいちばん大事。マラソン練習もSGDsです。ということで練習でハーフ以上を走るときは基本Eペース内です。
距離走の仕上げとしては、レース3週間前にEペースで約35km≒レースタイム(自分の場合2時間50分前後)の時間を余裕をもって走りきれるとこまで出来たらOKとしてます。(このあたりは多摩川の神ランナーみずさんの御言葉も参考にしてます)
距離走の設定はゆる目ですが、ペース走の設定は多少きつめかもしれません。
ペース走は距離とペース(強度)を毎週徐々に上げていって、最終的にレース前にハーフマラソンを目標Mぺースの「-10秒前後」で走れたらOKというイメージです。
参考までに書くと去年は、つくば2週前の世田谷246ハーフで平均ペース3’45”(1:19:53)で走り、つくば本番では3’56″(2:47:01)でした。
ちなみにあくまで自分の場合は、です。「スピード系」「スタミナ系」「お気持ち系」など、ランナー属性や目標タイム、練習状況、年齢等により、目標とするタイムに対する適正な練習の設定は変わってくるかと思います。
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つらつらと書きましたが実際はどうなんだと。
今年シーズン、ここまで練習はこんな感じでした。
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昨シーズンと比較してみると。
昨シーズンはほぼ毎週距離とペース走をやってました。距離走(30㎞以上)は7月以降、計12回こなしていたようです。
たいして今シーズン。
30km以上の距離を走ったのはわずか4回でした。
す、すくねえ・・・
正確には30km走る予定で25km前後でやめちゃった回が5回もありました(粘り弱い)
距離走はともかく、南多摩錬のおかげで直近のペース走では3’50”で15km走れるところまでは上がってきました。つくばでPBは難しいけどサブスリーでは走れるかな?
あとは、あとは距離走さえこなせれば!
ということで昨日は「つくばマラソンに向けた仕上げ」と称して35km走をやりました。
設定ペース4’50″です。
結果、30kmであえなく激沈。残り5kmはジョグで帰ってきました。
まず足が攣り、謎に右腕も攣って疲労困憊のボロボロでした。
これは、ちょっとまずいなあ。
粘り弱い原因は、夏以降の月間走行距離の少なさであろう。
前回も書いたかもしれませんが、今年は暑くて8月200km、9月260km、10月350kmと月間走行距離がだいぶ控えめ。さぼりすぎました。そのツケが回ってきたようです。(去年は月平均400km前後)
「つくばはサブスリーで」なんてうすらぼんやり考えたけど、4’50″で35km走れない奴が、4’15″で42kmも走れないだろ?
つくば、どう走ろう?悩むー。(結局結論がでない)
あ、つくばの次は勝田マラソンも走る予定です。勝田までには仕上げてPB狙いで走ります。(あと青梅も走るよ)
一緒に参加するランナーのみなさま、よろしくお願いいたします。
ブルーハーツ – 僕の右手