腸脛靭帯炎になり3週間。
1週間しっかりランオフしたし、もう大丈夫だろ、と今朝は走ってみた。
が、また3kmもいかぬ内に膝に痛みが出た。
日々のストレッチで靭帯はだいぶ緩んできている感覚がある。だが炎症がひかない。
体重が減った。走れず運動量は減っているのに。たぶん足の大きい筋肉が減って、そんで体重がおちたんだと思われる。
代替トレーニングとしてスイムとチャリは続けているが、そろそろ練習を再開しないとまずい。
エントリーしている大会がある。正直焦っている。
が、どうにもならない。
最近、幸か不幸か、仕事が少し忙しくてそっちに没頭している時間が多い。だから走れないことを深く悩まずに過ごせている(どっちが本業なんだ?)
とにかく練習できないことは悔しい。
この歯痒い感じ、大昔にも味わったことがあったなとふと思いだした。
中学生のころだ。
自分は剣道部に所属していた。
2年生の秋だったか、ちょうど今頃だったと思う。
夏の大会が終わって、3年生の先輩が引退し、自分たちの学年の代になった。
自分の学年は剣道部の部員数が多かった。
でも試合に出れるのは、レギュラーとして顧問に選出された限られたメンバーだけ。
皆の実力も拮抗していて、レギュラーの座を取るのは大変だった。
わりと真面目に練習していた結果、自分はどうにか冬の地区大会の団体戦メンバーに選ばれた。
しかし、そのすぐあとにつまらん事故で手の指を骨折してしまった。
試合なんて出れる状況ではなくなったので、当然レギュラーの座は別の仲間に譲ることになった。
皆の練習をただただ見学する日々がしばらく続いた。
そして、その冬の地区大会の団体戦。
チームは見事優勝した。
その日、自分は会場の隅でトーナメントを勝ち上がっていく仲間たちを応援していた。道着と防具ではなく学ランを着て。
小学生の頃から道場に通い、中学に上がってからも一緒に稽古を積んできた仲間たちが力を合わせて優勝をもぎ取る姿はまぶしくてカッコよかった。
と同時に、
「このチームに俺がいなくて、よかったじゃん」
という想いが渦巻いて、頭の中でぐちゃぐちゃになった。
試合後、「お前も頑張ってきたからさ」と試合に出た仲間たちが、補欠人員に配られる金メダルを自分に手渡してくれた。
しかしアホな自分は「俺は試合出てねえし、マジいらねえから」と断った。
「いや、受け取れよ!」と、その金メダルを無理やり手に握らされ、結局渋々受けとった。
あの時の自分は卑屈だったし、クソ野郎だった。
タイムマシーンがあったらあの時に戻って、仲間のやさしさを無碍にしようとした中学生の自分を殴りたい。
その後、指の骨がくっついてまた練習に戻れた。
あんな悔しい思いはもうしたくなかった。
それからは溜まってたもんを吐き出すように本当に死に物狂いでやったように思う。
その次の春季と夏季の地区大会団体戦にはレギュラーメンバーとして出場でき、どちらも優勝できた。仲間との勝利にいっちょかみできたことがマジで嬉しかった。
そのチームで出た中学3年生最後の都大会。優勝を目指したが、実力及ばずベスト16で終わった。
これで燃え尽きてしまったのか、高校に入ってからは急にやる気がなくなり、10年続けた剣道はやめた。
今朝、痛くて3kmで終わった走行ログをStravaにアップしたところ、ライバルからやさしいコメントをもらった。
涙でそうになったわ。
今は走りたい気持ちを我慢してパワーをためる。
溜めに溜めて爆発させてやる。
だからちょっと先に行っててくれ。絶対に追いつくから。
故障は結構長引いてるのですね。焦らずに逸る気持ちを我慢して治して下さいとしか言えないけど。
私も最近、年のせい(?)か、いろいろ痛みが出るようになってきて、ここ2週間ばかりはジョグしかしてません。
そろそろタイムを追うのはやめて、健康維持路線に戻るつもりです。(急にモチベーションも下がってきたし)
ジョグでは体重がなかなか減らないんですけどね。
Naotoさん
とりあえず、大腿筋膜張筋の上の方がガチガチに固まっててそこが原因ぽいんでストレッチしてほぐしてます。たぶんもう少しです。
Naotoさんのように50すぎてもバリバリ走りたいのに、この年で故障ばかりで不安ですわ。
健康路線もいいですけど、Naotoさん走力あるのにもったいないですよ。
無理せずにタイム路線でいくのも楽しいですよきっと笑。