拝啓、恵子ちゃん、お元気ですか。

3月から4月にかけてバカみたいに仕事量が増え、僕は、桜もあんまり見れなくて。

忙しいといいつつ、酒の消費量は増えて、それで僕は、いつも体調が悪かったです。

でも最近はちょっと持ち直してきました。

このブログの存在もすっかり忘れてましたが、恵子ちゃん、今日は書いてみようと思います。

腸脛靭帯炎も治ったので、3月からマラソン向けのポイント練習を再開しています。

内容としてはペース走とたまに短めの少な目の坂をダッシュを週イチで。

ペース走の設定はちょっとずつ上げてきて、ここ最近はキロ4で10km位なら走れるレベルには調子が戻ってきた。

このフェーズで、次に自分の中で掲げていた目標として、

「4月のよこはま月例で20kmをキロ4で走る」

というのがあって。

これができたらマラソンサブ50に向けての挑戦権じゃねえけど、また本格的な練習を再開できる。そういう想いがずっとあった。

20kmをキロ4で走る、ってのはまぁ勝手に一人でやれればいいんだけども。「よこ月」はライバルと切磋琢磨してやってきた場所で。よこ月でしっかりキメる。ってのが、かつてはマラソンに向けてこなしていく大事なルーチンだったわけで。

だから恵子ちゃん。

何度もしつこくてアレだけど、さいきんの僕は「4月のよこ月でやる」ってのを目標に据えてやってきたわけで。

この日はキクチさんのエアかすみんとかKANAっちｘまさん練とか気になるイベントも同時開催されててできればいっちょかみしたかったのだけど。よこ月でやる、という自分の想いを優先することにした。

常時ふざけ気味で、月例更新気味な熱量スクナメ、ウスメ、ヤワメなこのブログですが、そういう想いをぶつけるべく、割とマジメに日曜日よこはま月例マラソンに超久しぶりに参加してきました。

会場につくとよこ月でお馴染みのライバルたちの顔触れが。

photo by うっちーさん

スタート前には肋骨がアレなライバルN氏も応援に駆けつけてくれた。

N氏は走れないからヒマなんだろなーと思いましたね。うれしいですね。

陣地でみんなと話しているといだてん絵師nagisaさんも20kmの部を走る、という。ペースを聞くと「キロ4で行く」とのこと。

よし、ライバルを見つけた。それじゃあ一緒に走りましょう。燃えるぜ。負けねえぞ。

よこ月レギュラーメムバーのまなパパさんにもペーサーを依頼。承諾してもらった。既に5kmの部で絞り出した後だった（2位だったらしい）けどマッハで飛ぶ戦闘機まなパパにとってキロ4はジョグ。余裕だろう。

そんな盤石の布陣でスタートを待つ。

ウェーブスタートで並んでるときに青いイナズマさんとも再開。少し話す。彼の脚には無数の血管が浮き出てナッパの足みたいだった。トレイルシーズン本番に向けてクソ仕上がってた。いい顔をしているなと思った。

そんでスタート。

キロ4ペースで入る。後ろを見るとnagisaさんとまなパパはついてこない。

そういえばゆっくり目に入るといっていたか。

まぁいいや、そのうち一緒になるだろう、とキロ4を切るペースで一人で淡々と進む。（今思えばこの判断がよくなかった）

2km過ぎから同じ位で走る青いＴシャツを着たランナーさんを見つけ、この後はこの方と二人で進む体制になった。

折り返し地点が近づくき、先行するうっちーさんや、ふらっとさんらとすれ違いざまに拳を上げ鼓舞しあう。久々のこの感覚、しびれる。

往路は追い風で楽だったが、5kmを過ぎ復路に入ると、途端に強烈な向かい風がドンとぶつかって来る。

この風はやばいぜ。

できればもうちょっと風が弱い日を選んで走りたかったわけで。

TVで観てた名古屋ウィメンズマラソンマラソンってこんな感じだったよな。ペースを落とすべきかと迷いつつもキロ4で頑張っていたが、7kmで足がしんどくなってペースが落ちはじめた。やばい。拙者弱すぎる。

と思ってたら、並走してた青シャツさんが「交互に引き合いましょう」と、自分の前に出てくれた。

引っ張ってくれるのか、ありがたい。

と思ったが、この時点でもう自分の足はだいぶ売り切れてたわけで。

青シャツさんについてくのに必死なわけで。

恵子ちゃん、というか、青シャツさん、ごめんなさい。もう僕は、次は引っ張れないです、なんて考えてた。

そして9kmの坂を越えてライフゼロになった僕は、徐々に遠くなる青シャツさんの背中をぼんやり眺めてました。

そのとき、沿道に現れたライバルのN氏が声援を送ってくれた。

「petaさーん、まだ11kmもあるよー」

いや、N氏。その一言は応援にならねえから。

つらくなるだけだから。

拝啓、景子ちゃん、限界を迎えた僕の足に、N氏の声援がとどめを刺したわけで。フラフラと歩くことにしたわけで。

僕は足がダメになるとね。もうだめだー、ちゅうって、すぐにヘラヘラして諦めちまうんです。

と10km地点でDNFを考えていたら、後ろから声がかかった。

続く。