前回の記事RunKeeperはGPSウォッチの代わりとなるかの続きです。
GPSウォッチが気になる
マラソン大会出場を期にGPSウォッチが気になりだした。
走行中もペースをチェックしたい。「走行ペースの見える化」だ!
今後もずっとランニングは続けるし(このブログがそんな名前だし)一家に一台は欲しいGPSウォッチ。
ちょうど季節は師走。よい子にはサンタさんがプレゼントを持ってやってくる季節。
大人は自分で働いたお金で買うのだ。(妻の稟議を通し予算は2万確保)
ということで、息巻いてGPSウォッチをネットで調べるといくつかメーカーがある。
その中でもGARMINとEPSONがGPSウォッチの人気らしい。
相場はピンキリだが1~3万円台のものが多いかな。(トレランやウルトラマラソンを視野にいれるならもっと高いのもある)
自分が求める条件は以下。
- 2万円以内
- 走行中に距離、時間、ペースを把握できる
- バッテリー駆動はなるべく長め
GARMINとEPSONでこれに当てはまりそうなのは以下の2つ。(2016年12月時点なので今は後継機種も出てるようです)
GARMIN / ForeAthlete 220J
- デザインがカッコよい
- GPSの精度も高く機能面も申し分なさそう。
- バッテリーは10時間(GPS使用時)
→バッテリーが短めで頻繁に充電がする必要がありそう。ものぐさな自分はもうちょっと長めだとがよいです。
EPSON / Wristable GPS510f
- バッテリー稼働時間(GPS使用時)は30時間
- ネットのクチコミによるとGPSを補足するのに数十秒〜数分かかる。
- 2013年製でやや型落ち感がある。
- ビックカメラで実物を見たらで結構でかかった
→バッテリーの持ちはよいが、GPSを補足するのに時間がかかる点と製造年がやや古いのが気になった。
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うーん、悩む。
2万円以内で買えるエントリーモデルということもあってかどちらも今一つグッとこない。
結局購入には踏み切れなかった。
いろいろ悩んでFitbitを購入
他にはよさそうなのはないか、とさらにネットで調べていたところ、「Fitbit Charge2」という腕時計型の活動量計が目に留まった。
コイツは歩数計の進化版のようなもので、歩数以外に消費カロリー、睡眠時間、心拍数の記録なども計測できる、最近では「アクティビティトラッカー」とも呼ばれるものらしい。
で、ランニングウォッチのように走った記録も取れると。
しかし、よくよく調べるとこのFitbitには肝心の「GPS機能」がついていない。でも、スマホとBluetooth接続することによりスマホ側のGPS情報を検知して利用することができるらしい。
つまりランニングする時にスマホも持っていけばGPSを拾ってFitbitのモニターに距離やペースを表示できる。
「スマホが必要」という条件付きではあるが、自分の場合はRunkeeperを起動するためにランニング時も常にスマホを携帯していたので特に問題はない。逆に信頼性が高いスマホのGPS(RunKeeperで実証済み)を使用できるという点はメリットかもしれない。
それ以外の特徴はこんな感じ。
- バッテリーは装着しっぱなしで5日間程持つ(長い)。
- 心拍数やVo2Max(最大酸素摂取量)も計測できる。
心拍数計やVo2Maxの測定機能が内臓されたGPSウォッチの相場は3万円以上するが、それがFitbitだとAmazonで税込18,317円(2017年12月当時)。安い。
心配なのはランニング専用のGPSウォッチではない点だが・・・
まぁいっか、ということでポチっと購入してしまった。(細かいことは気にしない性格です)
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Fitbit Charge2の使用感
前置きが異常に長くなったが、購入から使い始めて早3カ月。今更ですが、レビューみたいなものを書いてみます。
尚、ここでは基本的な使い方は割愛し、ランニングで使える機能に絞って書こうと思います。(普通のGPSウォッチじゃなくFitBitを選ぶランナーはかなり少数派だと思いますが)
ランニングモード
こちらがデフォルトの画面。(ウデ毛が・・・汚くてスミマセン。画像を編集しましたが消せませんでした)
時間や心拍数が画面に表示されている。(設定により表示内容は変えられる。歩数計なども表示できる)
本体に唯一ついている左側のボタンを1回押すと「ランニングモード」になる。(他には自転車やヨガ、キックボクシング(!)etc…のメニューがある。使ったことないけど)
ここで左側ボタンをさらに長押しするとランニングモードの計測がスタートする。(走る)
予めスマホ用にFitbitアプリをインストールして連携する設定にしておけば、この時点で自動的に連携したスマホのGPS信号を自動検知し位置情報の計測も始まる。
走行中に画面(というか本体)を指でポンポンとタップする(たたく)と表示が変わる。
タップする度に、現在の走行距離、心拍数、ペース、平均ペース、消費カロリー、歩数、時刻の順に表示される。(注:ウデ毛の連続です)
走り終わったら、左ボタンを長押しするとランニングモードが終了し、距離や平均ペース、心拍数、時間、歩数、獲得標高などの結果が表示される。
インターバルトレーニングモード
インターバルトレーニングも用意されている。様々な設定が可能。
たとえば「2分全力/1分休憩を8セット」みたいな感じでアプリ側にあらかじめ設定してスタートすると、指定されたタイミングにバイブレーションがブルブルと教えてくれる。(バイブレーションが弱めなので全力で走ってると気付きにくいのがやや残念)。
なお、インターバルトレーニングで指定できるのは時間のみとなる。(距離間隔での設定はできない)
ちなみに画面の日本語が少し変で「歩きましょう」と表示されますが、タイムミングとしてはそこで走る感じになります。(笑)
・・・という感じで、ざっとご紹介しましたが、難点を書くと画面をタップしないとそれぞれの項目を確認できないのが残念な点。
走っているときに何度もタップするのは結構めんどくさい。できれば距離とペースとタイムは1画面内でセットで見れるようになるとよいのだが。
またペースは「現在のペース」「平均ペース」の2種類を確認できる。1kmのごとラップタイムは表示できない。
ただし「現在のペース」が反映されるのに少しタイムラグがあるように思えるため、一定のペースを保って走る必要がある。また多少のズレはあると思われるのであくまで参考程度の数値として確認するとよいかもしれない。
自分の場合は、信頼性の高い「平均ペース」の方を確認していることが多い。
このあたりランニング用のGPSウォッチはどうなんでしょうかね。
あと個人的には消費カロリーと歩数、時刻の画面はいらないかなと。後からでも確認できるので。
非表示にする設定があるといいのだが・・・(Fitbitの中の人、お願いします。)
このあたりのインターフェイス設計についてはランニング用に特化したGPSウォッチには及ばないかな、と思います。
とまぁいくつか不満はありますが、自分としては「ペースの見える化」はできたのでおおむね満足している。
ダメな点ばかり書いてしまったので良い点も書きます(笑)
1つは画面のスリープ機能。普段やランニング中は画面はスリープ状態となり、この間、画面は黒くなり何も表示されない。
見たいときには手首を自分の方に向ける。こうすると画面に情報が表示されるという、省エネ設計。
通常時は画面をスリープさせることでバッテリーの消費を抑えてるんですね。この点はよくできてるな、と思いました。
バッテリーも仕様どおり5日くらいは持ってるのでよかったです。
それから、バンドを洗える点。初めからついていたシリコン製のバンドをつけていますが、カンタンに本体から取り外して洗えます。冬はあまり恩恵はないけど大量に汗をかきやすい夏場にはよいです。
それから睡眠時間の長さや質もわかる。
酒を飲みすぎて寝落ちした朝、「こんなに早い時間から寝てたのか」とか知ることができます(笑)
アプリ側の表示
Fitbitと連携させておいたスマホアプリを起動するとBluetoothを介して走行ログや睡眠時間などのデータが自動的に送信されスマホ画面上でデータをチェックできます。
尚、Fitbitを付けて歩いたり自転車に乗るだけで、本体のボタンなどを押していなくてもウォーキング、野外サイクリング、という風に自動的に記録されアプリにログとして残り、自動的に日々のライフログデータとして蓄積されていきます。
どういう仕組みなのかはわからないが、自動的に運動の種類を判別するのには驚いた。
ランニングのラップタイムや心拍数はこんな風に確認できる。
何度かランニングログを蓄積させてから、目玉機能(と思われる)「VO2MAX」を表示させてみる。
そもそもVO2MAX(最大酸素摂取量)とは・・・
VO2 マックスとは、最高負荷での運動時に、あなたの体がどれほど有効に酸素を使用するかを計測するものです。 心臓血管のフィットネスレベルを評価するためのゴールドスタンダードとして広く受け入れられています: VO2 マックスが高いほど、フィットネスレベルは高くなります
このブログを書いている時点の自分のVo2Maxは65らしいのだが、このあたりをみるとフルマラソン2時間49分で走れる数値だそうで・・・
イヤイヤ、ムリムリムリ!
これはかなり信憑性としては微妙な数値じゃないかと思われる(笑)
そんなわけで(?)と思う所もあるFitbitですが、今は時計代わりに常につけてます。
(人には「何それ?」と時々聞かれる)
ちなみにRunKeeperはどうしたのかというと、結局いまだに使っていて、走るときはFitbitとRunKeeper両方とも起動させている。
今までの走行データが全部入っていて移行するのが面倒なので。
・Fitbit・・・走行時のペース、心拍の確認用
・RunKeeper・・・記録用
とにかく走行中のペースを確認したいときにすぐ把握できるようになったのは今までと大きな違い。
って感じで使いわけてる感じです。佐倉マラソンもこの体制で臨む予定。
次回は昨晩実施した岩本式ソツケンについて書こうかと思います。
※2018/11、新モデルがリリースされたようです。
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その後エプソンのWristableGPS SF-850も購入しました。