エプソンのGPSランニングウォッチ「SF-850PJ」を購入して2ヵ月たちましたので使用感を書いてみます。
製品自体も発売されてからずいぶんと時間がたっているので今さら感はありますが、購入を検討している方の参考になればと思います。
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購入したきっかけ
2016年のGW明けから走り始めて以降、スマホアプリの「Runkeeper」と生活活動量計「fitbit」の2本柱でペースや心肺の管理をしていましたが、本格的にサブスリーを目指した練習を進めるうちにラン専用のGPSウォッチが必要と判断し、購入に至りました。
SF-850を選んだ理由はこちら
デザインについて
白、青、黒の3色展開ですが黒を選択しました(身に着けるものはなんとなく黒を選んでしまう)。パッと見は一般的なデジタル腕時計より大きくてごっつい。でもデザインは割と気に入っているので普段から腕時計として身に着けてます。
液晶はモノクロ。最近エプソンから発売された新機種のJ-300/J-350はディスプレイが液晶から電子ペーパーに代わってますがモノクロです。おそらく電池寿命を延ばす目的であえてカラーではなくモノクロを選択してるのだと思います。ものぐさな自分にとってバッテリーの持ちは重要なので、エプソンのこの姿勢は良いと思います。
ちなみに液晶は初期設定だと白背景+黒文字ですが、今は黒背景+白文字に反転してます。黒背景の方が筐体の色と合っててマッチしている気がするので。視認性はあまり変わらないと思います。
GPSの精度
初回はGPSを測位するまで時間がかかりましたが、今は毎回十数秒くらいで完了します。ただし曇りの時などはGPS補足に数分程度の時間がかかることがありますが。でも一度測位してしまえば、GPS計測結果は正確です。スマホのようにロストすることはないし。
先日走ったぐんまマラソンの計測結果はこんな感じ。
42.299km。実測値がわからないのですが、フルマラソンを走って約100mの差と考えると距離はかなり正確じゃないでしょうか。→Epson Viewでの表示はこちら
VO2Max測定
最近のGPSウォッチによく見かける機能ですね。ランの計測結果から最大酸素摂取量とマラソンの予測タイムを算出てくれます。ペース走だったりジョグだったり練習内容によってはじき出される数値が大きく変動するので何とも言えませんが、ぐんまマラソンの翌日にジョグったらこんな感じ。
ぐんまのタイムが「公式記録 3:17’35”」「ネット3:16’37”」だったので、ほぼ当たってますね・・・
この時はたまたまビンゴでしたが、日々のトレーニングの内容や体調によってまったく見当はずれなタイムを出してきたりします。参考程度にとらえておくといいでしょう。
脈拍計の精度
ぐんまマラソンの時の心拍はこんな感じでした。(グラフの赤い線)
ペースに合わせて変動してるのがわかりますね。
ポイント練習など、激しく腕を振った時?は時々うまく計測できないことがありますが・・・それ以外はおおむね良好です。
脈拍計については別記事にも書きましたので興味があればお読みください。
設定など
初期設定のままでも使用できますが、自分が使いやすいように色々と変更しましたので変更箇所をまとめてみました。ちなみに設定はウォッチ自体のボタンをポチポチ押しても変更できますが、ペアリングしたスマホのアプリ(EPSON View)からいじくる方が直感的で早いです。
ラン関係の機能で初期設定から変更した項目はこちら。
<ランニング時の表示項目>
マニュアルを見ると色々な項目が表示できることが分かります。全部は試してませんが・・・
1画面に3項目まで表示でき、最大4画面分登録できます。走行中に左下のボタンを押すと画面を切り替えることができます。
自分は下記の項目を表示させてます。
画面1:距離、ラップペース、スプリットタイム
画面2:平均ペース、現在のペース、ラップ心拍数
画面3:ラップストライド、ラップピッチ
画面4:時刻
色々と登録はしましたが、走っているときに確認するのは「距離」「ラップペース」「スプリットタイム」と「時刻」くらいです(笑)あとは時々インターバル走などのスピード練習時に「現在のペース」を確認する感じです。
設定方法は→マニュアル92ページ
<オートラップの登録>
自動ラップ機能をONにしていると事前に設定した区間や時間ごと自動でラップを切って計測してくれます。自分は距離を1kmに設定し基本いつもONにしています。
上記のように設定してオートラップをONにして走ると、下記のような感じで1kmごとにラップを計測してくれます。また走行中は1kmごとに振動とアラームが鳴りラップタイムを表示してくれます。この設定は必須だと思います。
設定方法は→マニュアル49ページ
<インターバル走の登録>
スプリント区間、レスト区間、繰り返し回数を設定できます。
自分の場合、最近インターバル走は近所の100mごとに道路標示がある遊歩道で行っていて、オートラップをオフにして手押しでラップを切っています。なので実はこの機能はほとんど使用してません。
でも「今何回目を走っている」とかわかりやすいので道路標示がない環境では重宝すると思います。
設定方法は→マニュアル59ページ
<ショートカット>
初期設定でなぜオフになっているのかわからない位に便利です。これは絶対にONにしておいた方がいいです。ONにすると以下のような操作が可能になります。
・各メニュー表示中に左下ボタンを長押しで「時計画面」に戻る
・時計画面で右上ボタンを押すとGPS計測画面に移動
・時計画面で右下ボタンを長押しでBluetooth通信開始(スマホに接続)
他にもできることがありますが、ランナーなら上記の操作はヘビーユース必至だと思います。ONにすべし!
設定方法は→マニュアル103ページ
※システム設定画面から設定できます。
<画面タップの設定>
走行時に画面をタップするとラップを切る、表示項目を切り替える、バックライトを付けることができます。自分は夜間走ることが多いのでライトを付ける設定にしてます。これも地味に便利です。
ただし注意点があります。スピード練習など激しく腕を振っているとタップ機能が誤動作して勝ってにラップを切られたり画面が切り替わることもあるので・・・要注意です。
設定方法は→マニュアル24ページ
<液晶の反転>
前述のとおり、液晶を黒背景+白抜き文字にしています。やっぱこっちの方がマッチしていると思う。
設定方法は→マニュアル103ページ
※システム設定画面→表示設定→背景色から設定できます。
その他の機能について
<防水機能>
ポイント練習後は汗だらけになりますが、5気圧防水機能がついているので水でごしごし洗える点はGOODです。
<活動量計機能>
あとラン機能以外の目玉機能ですが、最近はOFFにしています。通常時の心拍がわかるのはいいのですが活動量計機能をオンにしているとバッテリー消費がかなり早くなるので。活動量計もONにして毎日1時間ほどGPS機能を使ってランをすると2~3日に一回充電が必要になる感じです。
<その他>
他にも、
ターゲット機能:予め設定した時間または距離に到達するまで計測する
ウェイポイントアラーム:現在位置の緯度経度を取得して、本体にポイントとして登録する機能
なんてスゴそうな機能も付いてますが全然使ってません。機会があったら使います。あとは「ウォーク」や「バイク」の機能もありますがまだ使用してません。これもそのうちいつか・・・
アプリケ―ション
SF-850で計測したワークアウトデータはNeoRun/Epson Viewという二つのアプリケ―ションで確認できます。どちらもPCとスマホから利用でき、自分はPCのEpson Viewをよく利用するのですがこのアプリの使い勝手がいまいちです・・・
ラップの表示が微妙なのです。
まずPCアプリでラップをMAPに重ねて表示するのをやめてほしいです。あとスクロールバーで隠されてスクロールしないとラップ一覧が見れないのが残念。
スクショをとってブログに貼り付けられないじゃん!と(笑)
できればラップはNeo Run(下画像)のようにMAPとは分けて、かつ見切れないように表示してほしいです。(だったらNeo Run使え、という話ですが)
最後は少々文句?を書いてしまいましたが、今ではコイツがないと練習にならないくらい必須アイテムになってます。
ウォッチ自体の機能はとても満足しているので、アプリ側については今後のアップデートに期待しております!
ということで、コイツと共に引き続きサブスリー達成に向けて励んでまいりたいと思います。
ちなみに1月15日までキャッシュバックキャンペーン実施中らしいです。
以上レビューでした。
petaさん
ギャーーっ!
ユーザー目線で取説以上に
親切な情報が満載です。
今度使い方教えてくださいww
パパさん
肝心の設定方法が抜けてましたね・・・
自分の稚拙な文章力では説明できる自信がなかったので取説PDFにリンクをはりました(汗)
もし分かりにくい箇所があれば12月のパパ練後にでも・・・
てか自分もまだまだ使いこなせてないです。機能が豊富すぎですね。
通りすがりの者です。為になる記事を投稿して下さってありがとうございます。
特にEpson Viewのリンクは購入を検討している自分にとって参考になりました。データの管理のしやすさはランニングウォッチの重要な要素の一つでしょうから、購入前にユーザーインターフェースを詳細に見ることが出来て助かりました。ありがとうございました。