トライアスロンの練習で、今朝はリモートワーク前に近所のプールで3kmほど泳いできた。
さいきん新調したゴーグル
「2ビートクロール」という泳法がある。
こういうやつ。
簡単にいうと腕をひとかきする間に足を一回だけ蹴る、というクロールの一種である。
この泳法の特徴としては、ムダに足をバタバタさせないので疲れない。だから長距離向きで、泳いだあと漕いだり走ったりするトライアスロンでは習得しておくとよい泳法される。
どちらかというと「スピード」よりは「体力温存」を目的とした泳法だが、上の動画でもわかるように上級者になるとそれなりに速く泳げる。そしてムダがなく、水中を優雅に泳ぐイルカのようなフォームが美しいんだ。
トライアスロンとか考える以前に、YOUTUBEでこの泳ぎを知ってから「こんな風に泳げるようになりたいな」と考えてて、4年位前から、ちょいちょいプールに通ってはこの2ビートクロールを習得せんと練習をしていたんです。
で、ここ1~2年でどうにか2ビートクロールで無理なく長い時間は泳げるようになった。まぁなんとなくですが。
ようやく形になってきたしトライアスロンもやってみるか。
ってんで、今年は前回書いたように初挑戦となる木更津トライアスロン(オリンピックディスタンス)にエントリーした。
初挑戦ではあるが、ただ完走を目標にするよりは、目標タイムがあった方が楽しいだろってんで目標タイムを設定した。
そのタイムを書いちゃうと「2時間30分切り」にチャレンジしたいと考えていて。各パートをざっくりこんな配分で考えていた。
・スイム1500m 30分
・バイク 40km 80分
・ラン 10km 40分
これはあくまで机上の数字で「トランジション」という各パートの遷移区間にかかる2-3分を考慮すると、さらに各タイムを縮める必要があるっぽい。
で、スイムパートのタイムは1500mを30分カットしないといけない。プールだと50mを1分以内でムリせず泳げるようになる。っていう目標を掲げていた。
だがこれがどうにも難しい。
そもそもスイムは完全に独学で苦手意識がある。しかも少し前からこれ以上速く泳げないっつう壁にぶつかっていて。
「50mを1分」で泳ごうとすると次第に息があがってくる。このペースだとしんどくなっちゃって1500mという距離は泳ぎ切れそうにない。
何がダメなのかわからんが、コーチについて教わる金の余裕もない。どうすっぺ。
と試行錯誤を経て、ここ数週間で何が問題だったのかようやくわかってきた。
というのは。
これまでは疲れないように、腕回しとキックを「ヌルー、ヌルー」っとなるべくゆっくりゆったりやってたんです。
この泳ぎ方だと、疲れはしない。けど速くも泳げないんです。このままではダメ。
そこである時、
・腕回しとキックを一瞬の高出力でシュッと短く
・その後はケノビの体勢を保ち何もせず進む
という動きを試してみた。
文章だけだとわかりずらいが、この動きだとケノビのフェーズで「スーッ」とスピードにのる、っつうかスムーズに水を切って進む感覚が出てきた。
「ヌルーヌルー・・・」から「シュッ、ヌププーーン!」という感じになる。
これはもう肉棒が濡れた穴の中をスムーズに滑っていく感じで、気持ちがよい。
タメとリリースつーか、静と動つーか、動きのメリハリが大事だった。
キモはこれだったのか。
ゴンお前だったのか、と気付いた兵十の気持ちです。
この感覚をつかんでからは50m/1分位のペースがつらくなくなってきた。
これは壁を越えちゃったかもしらん。
まぁ客観的には初心者にようやく毛が生えたレベルだけども、スイムパートの目標達成はみえてきたんじゃまいか、と。
バイクも先週は終末100kmほど山を漕いだし、こっちも手ごたえとしては条件がよければ目標達成も夢ではない。
行けるぜ150分切り。
首洗って待ってろ、木更津!
と、期待に満ち満ち溢れて、竿を固くしてたんです。
そんないい感じだったのに、本日ある発表があった。
2021木更津トライアスロン大会開催中止のお知らせ
木更津、お前もか、っつう。
ファッキンコロナにまたしてもやられたわ・・・
もう涙も枯れはてた。
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