生田緑地ラン

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うちの近所に「生田緑地」という大きい公園がある。

川崎の丘陵地帯にある公園で、園内には岡本太美術館やプラネタリウムなどの施設があり、SL機関車なども展示されている。

生田緑地は多摩丘陵の一角に位置する川崎市内最大の緑の宝庫です。

 

自然がゆたかで子供の遊び場としてもよいので、しょっちゅう息子と遊びに行っている。

息子とトレランごっこ

 

んでちょっと前にそのことを書いたら、はてブロ駅伝に参加してくれたSSさんからコメントをいただいた。

トレイルランナーでもあるSSさん。聞けば足しげく生田緑地に走りに行っているようだ。

生田緑地には園内に起伏に富んだトレイルコースが幾筋も走っている。ここを練習場にする東京近郊のトレイルランナーも多く、聖地みたいになっているらしい。

そのコメントでSSさんからよかったら生田緑地で一緒に走りませんか、というとありがたいお誘いをいただいたので、さっそく先週の土曜日に一緒に走ってきた。

「生田緑地は走れる」ということを知ってはいたが、実は自分はこれまでガチで走ったことはなかった。坂が苦手なことに加えコースがよくわからないのでビビッて敬遠してたのだ。

今回は経験者のSSさんにガイドしてもらえそうなのでいい機会と乗っかることにした。

◇◇◇

で、当日。朝6時集合。

すでに気温が27度くらいある。暑い。

挨拶、談笑などしながら準備運動をして走りだした。

経験者のSSさんに先に行ってもらい、少し間を空けてその後ろをついていく(ちなみに生田緑地は集団走を禁止しているので大人数ではまとまって走らないほうがよいそうだ)

ところで前を行くSSさんは「とてもごっつい」の体形をしている。

足も腕もかなり太い。失礼を承知で書くとあんまランナーっぽくない。その体で走れるんすか?ってくらいのごつい外見だ。

しかし実は数年前までとあるスポーツで活躍されていた経歴を持つ彼。身のこなしはとても軽い。はてブロ駅伝では1巡目のタイムは「うみ組」の中で彼が一番速かったしフルマラソンもサブ3.15で走る。

その上、野獣まっさん紹介にもあったように分水嶺トレイルの上位ランカーという実績を持つ男である。

そんな彼は生田緑地のトレイルを水を得た魚のように走っていく。特に階段での足さばきは見事ですべるようにスルスルと降りていく。

その軽やかな動きはまるで忍者のようだ。

ん、忍者?

いやいや、SSさんは忍者じゃないし。

普段から「忍者走り」を実践してる拙者のほうが忍者だ。そして忍者キャラは2人もいらない。

しかし動きの忍者っぽさはSSさんの方に軍配が上がる・・・百歩譲ってそれは認めよう。

でもSSさんは「ごつい」からなー。見た目が。あんなにごつい忍者はいないだろう。どっちかっつうと彼は「山伏」とか「マタギ」のほうがしっくりくる。うん。やっぱ見た目は拙者のほうが忍者っぽいね。今日も黒い手ぬぐいを頭にまいてるし。ニンニン。

なんて勝手にSSさんをライバル視しつつ、坂道をガツガツと大股で上ってたら、大腿四頭筋に乳酸がたまってきた。特に上りの階段がキツイ。

拙者、限界が近いでござる。

「もう足がやばいっす」と弱音を吐いてたら、SSさんからアドバイスをもらった。

上りはストライドをあまり広げず、ピッチを意識して登っていくのがよいらしい。

ほう。なるほど。

後半にかけて階段が多くてつらかったがアドバイスも参考にしつつなんとかSSさんに食らいついていき、一周5km弱のコースを走り切った。

累積標高は200mちょっとだったが、足はパンパン。汗びしゃびしゃ。

SSさんは多いときはこのコースを5周するらしい。すげえな。自分はあと1、2周いけるかどうか・・・

一休みして2周目。

1周目はアップ的な感じでゆっくり目に行ったが、次はタイムトライアルのようにガチでいくそうだ。

よし勝負だ。どっちがホンモノの忍者か決めようぞ。と密かに勝負ののろしを上げた。

しかし本気を出したSSさんはめちゃくちゃ速かった。

その背中はどんどん遠のいていく。吹き矢で彼の動きを静止するという手段も残っていたが、道徳に背く卑劣な行為なので自重。やがて彼の姿はトレイルの彼方に消えた。

2kmもいかないうちに勝負は決した、完全に敗北。

結果として2周目は階段を上る脚が残っておらず後半は歩き倒してしまった。しかもコースも間違えショートカットを決めていたようだ(わざとじゃないでござる)

ラスト3周目はヘトヘトだったので、最後は階段のないコースで短めにまとめてもらった。

ダウンジョグがてらゆっくり走りながら、SSさんにトレイルを走り方を実演を交えて色々と教えていただいた。

下りの時の足の置き方や、力の入れ方抜き方などが参考になった。ロードにも通じる部分があるなと思った。

また狭いトレイルで歩行者とすれ違う時は歩く。挨拶をするなど基本的なことも勉強になった。

コースもなんとなく覚えたし今度は一人でこれそうだ。

SSさん、ありがとうございました。

慣れない階段は超つらかったが、トレイルは木陰が多いので夏場でも走りやすいと感じた。

そのうちまた走りにこよう。

コメント

  1. 珍野獣 より:

    ぜひ野獣もお誘いくださいませ。拙者はショートカットの達人である、ニンニン。
    SSさん止めるにはマキビシ有効でござる。ニンニン。

    • peta より:

      まっさん
      了解です。こんどやる際はご一緒しましょう。今回は急だったもんで。
      次回は手裏剣も用意していきます。ニンニン。

      • 山伏系ランナーSS より:

        我が事ながらあまりにも山伏がしっくりきていて笑ってしまいやした、笑

        「某は重力の影響を受けやすい体型ゆえ(単に重いだけ)いつかは忍者殿の様に軽やかに走りたいのである。

        また近いうちに野獣殿も伴って生田緑地や山を周遊したいで候」

        「忍者・山伏・野獣」って書き起こしてみると、ランナー感ゼロの字面ですわ、笑

        こちらこそありがとうございました!

        • peta より:

          SSさん
          朝の生田緑地は何気にはじめてでしたが気持ちよかったですね。人もすくなくて。
          山伏とかイジりまくってしまいすません。どうもクセで・・・
          気付いたら「忍者・山伏・野獣」て完全に自分好みのキーワードっすわw
          フライングディスクもありがとうございました。サイドスロー練習しときますわ。
          また遊びましょう!

  2. どや より:

    あそこ走れるんですね〜。近所なのでpetaさんのコースを参考にチャレンジしてみます!

    • peta より:

      どやさん
      脚力があれば走れるはずです。自分は歩き倒しましたけど(笑)
      かなりきついですよ~。