サブ3チャレンジその7【10kmペース走】

サブ3達成に向け小出監督の3カ月メニューに沿って練習しています。
昨日は(8/15)はメニュー3週目、1回目のポイント練習でした。

3週目に入るとメニュー内容は俄然ハードになります。一発目はこんな感じです。

ペース走10km、設定ペースは4’00″~4’05”

なんかもう見ただけでキツい・・・

この日は夏休み最後ということで日中は家の大掃除をする予定だったので朝走ることにしました。起きると前の晩に少し飲みすぎたせいで若干頭と体が重かったのですが早めに寝たので酒は抜けていました。いつもより念入りにストレッチしてからいつもの多摩川土手のコースに向かいます。

2kmのアップジョグの後、スタート。
土手沿いは雨が少しパラついていました。気温は23度で走りやすい。
今年は1993年以来の大冷夏かと騒がれてますがランナーにとっては好都合ですね。
しかし雨のせいか朝は走っている人が少なかったです。

入りの1kmのペースは4’08″でした。ややゆっくり目ですがこのペースで10kmならギリギリいけそうな気もする。
多少タレたとしても最後まで走り抜こうと思ってました。この時は。

2km程走ると遠くから声が聞こえた気がしました。

「すみませ・・・ん」

初めは気のせいかな、と思いましたがやっぱり聞こえる。
走りながら周りを見回すと、土手コースに沿って走る車道を挟んだ向こう側でアロハシャツを着た知らないおじさんがこちらに向かって「すみませーん」と叫んでいました。周りを確認すると近くに他の人はいない。どうも自分を呼んでいるようです。
仕方なく足を止め、「なんですかー!?」と土手から声をかけると、おじさんが手招きし「すみません、ちょっとこっちにきてくださーい」と言っています。

この時点で面倒な予感しかしませんでしたが、よく見るとおじさんは杖をついていました。何か困っている感じです。

土手を降り車道を渡っておじさんに近づきます。
このとき、背中にズキンと痛みが走りました。急に走るのを止めたせいか緊張した筋肉が力の行き場をなくしたのかもしれません。一瞬座りこみそうになりましたが平静を装って「どうしました?」と聞いてみます。

どことなく「ガッツ石松」にも似ているそのおじさんの話を聞くと、すぐそばにあるマンションの1階に住んでいるらしい。

石松氏(仮名)「鍵を家に忘れてしまって玄関のドアが開かないんです。ベランダから入って中から鍵を開けてもらえませんか?」

身体が不自由なようで、自分でやろうとしたがどうしてもベランダに上れなかったと。それで自分に助けを求めていたようです。よく聞き取れませんでしたが鍵を忘れて散歩に出たが、家人が出かけて締め出されてしまって、みたいな説明をモゴモゴと続けています。

(マジか?そもそもこの人ほんとに住人なのか?)

自分「いや、ちょっとそれは・・・不法侵入になるかもしれませんし・・・」

石松氏「いえっ、私の家だから大丈夫です!」

かなりはっきりした口調で返答された。本当に信じていいのか?

石松氏「ベランダ側の窓は開いてるはずです。脚立を運んで置きましたので登ればすぐに入れます。」

かなり困っていたようで、自身でそこまではやったようです。
他にも方法はあったかもしれませんが、自分の方はまだ息が上がりゼーゼーしていたので正常な思考ができませんでした。根負けし「わかりました」と手伝うことにしました。
杖を突きながらゆっくりと歩く石松氏の案内でマンションのベランダ側に回ってみると確かに脚立が置いてありました。

「あそこから登ってください」

(ひえぇ、もし何かの間違いで通報されたらおしまいだぞ)と思いつつ、石松氏が見守る中、半信半疑でその脚立に足をかけてベランダに入ります。

ここでランニングの高揚感から冷めてふっと我に返り愕然としました。
さっきまでペース走をしていたはずなのに今は何故か知らない人んちのベランダをよじ登っている・・・
なんでこんなことになった・・・

幸い?窓は網戸になっていてカラカラとすんなりと開きました。ランニングシューズを脱いで手に持ち部屋に入ります。誰かに鉢合わせたらどうしよ、とドキドキでしたが薄暗い部屋の中には人の気配はしませんでした。

(これやってることは泥棒と同じじゃ?いや、ここは石松氏の家だから大丈夫だよな)

部屋を横切ると玄関のドアはすぐに見つかりました。確かに鍵が締まっていたので中から開けて外に出ました。
他の住人に怪しまれないようササっとマンションから出て、外で靴ひもを結んでいたら石松氏がベランダの方から回って戻ってきました。

「ありがとうございました!本当に助かりました!」

「いえいえ。もう鍵は空いてますから、では!」

会釈しそそくさとコースに戻ります。
石松氏が遠くからこちらに向かって「ありがとうございましたー」と叫んでいたので手を振り返しました。戸締りに気を付けてくださいねー、と思いながら。

土手沿いのコースに戻りましたが、変な汗と疲れが出てきました。そしてまだ2kmも走ってないことを思い出しました。
Runkeeperを確認すると途中停止にしていたので再開は可能です。さっき感じた背中の痛みも一時的なものだったようでもう大丈夫そう。
気持ちは切れてしまいまいたが、仕切り直してあと8kmやり直すことにしました。

再び走り始めますが、「ほんとにあれは石松氏の家だったんだよな?変なことに加担してないよな」という思いがよぎり、集中ができない。

さらに1km位走ると前に犬を連れたおじいさんがいました。右によけてパスしようとするや否や、

「おぉうっっ」

とそのおじいさんが叫びました。やたらとでかい声で。
ビックリして振り返るとおじさんが犬に向かって何か怒ってました。

やめてくれ・・・心臓に悪い。

なんだか今日はトラップが多いぞ。

その後もなんとか走り続け、折り返し地点を通過。
あと4kmちょっとですが、ここまで色々あったし、もう息が上がってるし辛いです。もうキロ4キープは無理かもしれん。でも最後までは走りたい・・・。

今度は前方にコリー犬を散歩しているおばさん二人組が見えました。
道一杯に広がっていたので左側にコースを外れてよけようとしましたが、コリーが急に道をはみ出し、延びたリードがダラーンと行く手に立ちふさがりました。

コリー~orz…

いつもならスピードを緩め普通によけて走り出せたかもしれませんが、この日はここで心が折れてしまいました。

激沈です。

Running Activity 12.16 km   Runkeeper .png

その後は少し歩いてから、ジョグで繋ぎました。
帰り道にも土手を横切る大きな芋虫を踏みそうになりヒヤリとしました。

心の中のバイきんぐ小峠が叫びます。

「なんて日だ!!」

10km走れ切れなかったは自分の実力不足ですが、もっと強い気持ちと度胸があれば何かが違ったかもしれません。

来週も同じメニューがありますのでなんとか走り切りたいです。

サブ3チャレンジまとめ(2017年8月~)

スポンサーリンク

2件のコメント

  1. 石松さんの件すごいですね。
    人生の中でもなかなか経験できないですよね(笑)
    といつつ、過去にマンションのオートロックに締め出されたことはあります(笑)

    1. おいやんさん
      ランニングを始めてから一番の珍事でした。
      監視システムがついてなさそうなマンションだったので大丈夫でしたがオートロック式の建物だとセコムかアルソックに捕まってたもしれません(笑えない)

コメントを残す